2020年度 理事長所信

 

~すべての人の幸せを願って~

第48代理事長 宮崎 雅也

 

私が願うこと、それは私の側にいる人の幸せ。私が願うこと、それは私の側にいる人の大切な人の幸せ。私が願うこと、それは誰もが幸せに生きること、平和であること。

私の想い描く幸せは「愛」の溢れる社会です。愛には、愛情、友愛、敬愛、信愛など様々です。この愛の意味するものは、人の心であり、それは人が持つ特有な物であると考えます。「愛」は人との関わり中から生まれるものです。私は、この一年間を通して、メンバーをはじめ多くの人が多くの人と関わりあい「愛」の溢れる社会づくりを目指します。

私は、日野市で生まれ育ってきました。今思い起こしてみると、両親の会社が自宅と一緒だったため、家にいればいろんな人に出会う機会がとても多くありました。また、地域のお祭りをはじめ多くの活動に参加していた父の後をついて歩き、自然と地域で生きていく感覚を持っていました。このように育っていく過程の中で、日野のまちに愛情を持つことはごく当たり前であり、このまちのために役に立ちたいという気持ちが芽生えたことは自然だったのです。

私が願うこと、それは誰もが幸せに生きること、平和であること。綺麗事を言っているように聞こえるかもしれませんが、私は綺麗事を言うことから社会の変化は始まるのだと考えています。そして、青年会議所は綺麗事を真剣に語り合い、自覚し責任をもって行動に移す場です。

青年会議所は、20歳から40歳のまで青年が、人種、国籍、性別、職業、宗教の別なく、自由な個人の意志により入会できます。そして、メンバーに共通している使命は「明るい豊かな社会を築く」ことです。

青年会議所は、1949年に戦後焼け野原と化した混沌とした時代の中で、日本の未来のために東京で誕生しました。そして、日野青年会議所は、1973年、日野をより良いまちにするために生まれ、今年で48年を迎えました。設立されてから47年、諸先輩も一生懸命に「明るい豊かな社会」の実現に向けて運動をしてきました。もちろん簡単に実現出来ることではありません。しかし、その意思を脈々と受け継ぎ、常に諦めずに行動していくことが青年会議所なのです。

派手なことでなくてもいい、自分たちで信念を持ち真剣に考えて行動すれば、どんなことであっても変化は起きるはずです。この一年間、私たち日野青年会議所は、一人ひとりが主体者となり行動し、人との関わりの中で「愛」を生み出し「明るい豊かな社会」の実現に向けて一生懸命に運動することを皆様にお約束します。

 

【夢と希望の持てる社会】

私は、まちが豊かである状態は、笑顔あふれる子どもたちが多くいることだと思っています。その子どもたちの豊かさをつくる責任は大人にあります。残念ながら、現在の日本はまだまだ十分ではない状態です。周囲の人の中には「本人の努力が足りない」「やれば出来るだろう」「なんでいじめや虐待から逃げない」と、言う人もいます。本当に自分の努力だけでなんとかなる人ばかりでしょうか。現実は違います。自分の力だけで出来る人はごく一部の人であり、多くの人は自分一人の力だけではできないのです。私は、そのような状況を見捨てる社会ではいけないと強く思います。どんな状況であっても、見守っていてくれる人がいる。自分で這い上がれない状況であれば、背中を支えてくれる人がいる。そんな社会をつくりたいと思っています。私たち日野青年会議所は、多くの人たちと一緒になって、子どもたちが夢と希望の持てる社会をつくるために行動していきます。

 

【誰もが心地よく楽しめるまち】

障害のある人との共生社会という言葉を耳にすることがあるのではないでしょうか。その他にも多文化共生社会などといった言葉を聞くと思います。この共生社会という言葉に私は疑問を感じるのです。同じ地域に住み、隣近所にいるにもかかわらず、なぜこのような言葉が必要なのでしょうか。生まれつき人を区別する人間はいないはずです。しかし、子どもが育つ過程の中で大人が発する言葉や周りの環境によって、知らず知らずのうちに他者との比較や差別をしていくのだと考えます。私も例外ではなかったと思います。しかし、様々な人と出会い、語り、共に行動することにより、その考えは自然と払しょくされていったのです。制度や法律が出来ただけでは社会の変化は生まれません。世の中にはいろんな人がいるのが当たり前です。本年度は、誰もが人を尊重し合い楽しめるまちの実現ために、様々な人と語らい共に考え、行動していきます。

 

【若者たちとの未来づくり】

日野青年会議所は、これまでも多くの小中高生、そして大学生と共に活動をしてきました。私たちは一緒に活動をする中で、多くのことを彼ら彼女らから学び、真剣に考える姿と行動に心を動かされました。「子どもだから」「若いから」そんなことは、まったく関係ないのです。一生懸命に取り組む姿は誰であろうと人の心を動かします。

私たちは誰とでも対等に接し、同じ時代と場所にいることを大切に、これからの社会を生きる同士として未来を創造していきます。本年度は、若者と対話をする場と継続して協力し合える関係を構築します。

 

【仲間づくり】

私たちは常に仲間を探し続けています。なぜ仲間を探し続けるのか、それは一人でも多く、このまちや人を愛し行動していける仲間を増やしたいからです。私たちは青年会議所を40歳で卒業します。しかし、青年会議所のメンバーは卒業をしたからといって青年会議所運動を終えるわけではありません。諸先輩が実践してこられているように、卒業した後も地域リーダーとして、行動出来る人となることが大事なのです。私たち日野青年会議所の現役メンバーは、魅力ある団体として青年会議所運動をしっかりと邁進し、かけがえのない仲間をつくります。

 

私は、日野青年会議所に入会するときに、忙しい盛りのメンバーが自分の時間とお金を費やし、また家族や大切な人との時間を費やし、まちのことや社会のこと等を考え一生懸命に活動をしている姿にとても感動したのを憶えています。

日野青年会議所は決して器用な人間ばかりではなく、みんながみんな同じように活動出来るわけではありません。もしかしたら、他の団体にご迷惑やご無理を言っていることもあるかもしれません。しかし、私たち青年会議所は「明るい豊かな社会を築く」という共通の使命を持ち、苦悩し試行錯誤をしながら日々取組んでいます。私たちは多くの人と対話をし、みなさんの言葉を真摯に受け止め考え、それを糧にして前に進んでいきます。

私たちには、日野青年会議所をこれまで47年間の情熱を持って青年会議所運動を重ねてきた諸先輩がいます。私たちには、青年会議所を通して出会った多くの人がいます。

そして、私たちには、志同じくする仲間がいます。

私たちは、家族を愛し、隣人を愛し、仲間を愛し、まちを愛し、そして自分を愛し行動をしていきます。

 

すべての人の幸せの実現のために